シンガポール料理

チリクラブ
シンガポールを代表する料理で、丸ごとのカニをぶつ切りにし、とろりとしたトマトと唐辛子のソースにからめます。名前に反してそれほど辛くはなく、甘く、酸っぱく、うま味が深い味です。この料理をこの料理たらしめるのは最後の工程で、溶き卵を細く流し入れてソースにとろみをつけ、リボン状に固めます。残ったソースをぬぐう揚げ饅頭(マントウ)は、カニと同じくらい大切です。

海南チキンライス
シンガポールの国民食です。丸鶏をしっとりとやわらかくなるまでやさしくゆで、そのゆで汁と鶏の脂で炊いた香り高いご飯と一緒に盛ります。しょうが、唐辛子、老抽の3種のソースと、澄んだ鶏スープを添えて食べます。

蝦醤鶏(ハーチョンガイ、エビの発酵ペーストの鶏肉)
シンガポールのフライドチキンです。手羽を広東風のエビの発酵ペーストにひと晩漬け、同じボウルに小麦粉とでんぷんをそのまま入れて衣にし、二度揚げします。漬けだれと衣が別々にあるのではなく、漬けだれがそのまま衣になります。だから味は肉の中ではなく衣にあり、ペーストのきついにおいは揚げ油の中で香ばしいうま味に変わります。

カヤトースト(冷たいバターと半熟卵を添えたココナッツジャムのトースト)
ココナッツミルク、卵、パンダンで作るジャム「カヤ」を、かりっと焼いた薄いパンに塗り、冷たいバターを厚く切ってのせ、半熟卵とコーヒーと一緒に食べます。シンガポールの朝ごはんです。バターを塗り広げないことがこの料理の要点で、カヤは湯せんで作るカスタードです。直火にかければスクランブルエッグになります。