ラープ(炒り米入りのひき肉サラダ)

写真: Ryan Snyder · CC BY 2.0

ラープ(炒り米入りのひき肉サラダ)

ラオスの国民食。ひき肉を水分だけで火を通し、ライム、ナンプラー、ハーブであえ、炒って挽いたもち米でまとめます。炒り米(カオクア)がなければラープではなく、ドレッシングとハーブは火から下ろしてから加えます。

材料

4人分
  • 肉
  • 牛ひき肉または豚ひき肉 · 鶏や鴨もふつう。赤身すぎないもの500g
  • 水またはスープ · 炒めずに、自分の肉汁で火を通す大さじ4
  • カオクア(炒って挽いたもち米)
  • もち米 · 生のもの。これがラープを決める大さじ3
  • ドレッシング
  • ライム果汁 · レモンではなくライムを、たっぷり大さじ4
  • ナンプラー · 塩気とうま味大さじ3
  • 炒った粗挽き唐辛子 · 赤唐辛子を炒ってから挽いたもの。好みで小さじ1
  • 砂糖 · ラオスのものには使わない(コツを参照)
  • ハーブと野菜
  • 赤玉ねぎ(エシャロット) · 薄切り。紫玉ねぎで代用4
  • 青ねぎ · 小口切り4
  • ミント · 葉だけ。省かないことカップ1
  • パクチー · 茎ごと刻むカップ0.5
  • レモングラス · なくてもよい。ごく薄く削る1本
  • 添えるもの
  • もち米のご飯 · 手で食べる。ラープの相棒
  • 生野菜 · キャベツ、きゅうり、ささげなど。すくって食べる

作り方

  1. 先にカオクアを作る。 生のもち米を油をひかないフライパンに入れ、中弱火で絶えず混ぜながら10〜15分、濃い茶色になるまで炒る。金色よりもコーヒーに近い色まで。そうでないと香りが出ない。

    ⏲ 15分
  2. 炒った米をすり鉢かミルで粗く挽く。粉ではなく砂のような粒にする。食感が料理の半分。

    ⏲ 5分
  3. 赤唐辛子を油をひかないフライパンで30秒炒って挽く。炒った唐辛子と炒らない唐辛子では、香りがまったく違う。

    ⏲ 3分
  4. ひき肉を水大さじ4だけと一緒に鍋に入れ、中火で焼き色をつけずに火を通す。焼き色をつけるのではなく、自分の肉汁で火を通す。ここではメイラード反応の風味がハーブやライムとぶつかる。

    ⏲ 8分
  5. 肉に火が通り、鍋の中がほとんど乾いたら、完全に火から下ろす。 ここから先は火にかけない。

    ⏲ 2分
  6. 火を止めたまま、ライム果汁、ナンプラー、炒った唐辛子を混ぜて味を見る。酸味、塩味、辛味のバランスがこの料理の軸。味のバランスを参照。

    ⏲ 3分
  7. 赤玉ねぎ、青ねぎ、カオクアを加えて混ぜる。炒り米が残った水分を吸い、ドレッシングを肉にからませる。

    ⏲ 2分
  8. ミントとパクチーは最後に加え、さっと混ぜる。余熱の中に置くと香りも色も失われる。

    ⏲ 1分
  9. 温かさが残る程度で出す。熱くも冷たくもないのが大事。手で丸めたもち米と一緒に食べるか、キャベツの葉にのせて食べる。

    ⏲ 2分

アレンジ

  • 内臓入り:ラオスでは、ゆでたレバーや胃袋を細かく刻んで加える人が多くいます。うま味がぐっと深まります。
  • ラープ・ディップ(生):生の肉と血で作る伝統的な生のものもあります。このレシピは火を通したもので、生のものは安全上の理由からおすすめしません。
  • ほかのハーブ:ラオスではディルやノコギリコリアンダーも使います。省いてはいけないのはミントです。
くわしい説明と理由 (3)
  • どの肉を使うか:牛肉(ラープ・ングア)、豚肉(ラープ・ムー)、鶏肉(ラープ・カイ)、鴨肉(ラープ・ペット)がどれも定番です。魚のラープは火を通した白身魚をほぐして使います。
  • タイのイサーンとの関係:ラープはラオスの国民食であると同時に、タイ東北部を代表する料理でもあります。国境をまたぐ一つの料理で、タイのものは砂糖を少し入れることが多く、ラオスのものは入れません。 ソムタムも同じ関係です。
  • ベジタリアン:崩した豆腐や細かく刻んだきのこでも同じように作れます。ナンプラーを醤油や塩に替えるとうま味が減るので、干ししいたけの戻し汁を少し加えます。うま味の重ね方を参照してください。

コツ

  • 粗く挽きます。 細かい粉はダマになってペースト状になります。食感を生むのは砂粒くらいの粒です。
  • 火から下ろしてあえます。 加熱したライム果汁は鮮やかさを失い、ぼやけた味になります。ハーブはさらに敏感で、余熱でも香りが飛びます。
  • 砂糖は入れません。 ラオスのラープは酸味、塩味、辛味でバランスをとります。甘みを足すとタイのものに寄っていきます。
  • 温かさが残る程度で出します。 熱いとハーブの香りが飛び、冷たいと脂が固まってもたつきます。
  • もち米と一緒に。 ラオスではラープは付け合わせではなく、手で丸めたもち米と一緒に食べるためのものです。もち米の炊き方はご飯の炊き方にあります。
くわしい説明と理由 (3)
  • カオクアを省かないこと。 炒り米は飾りではなく骨組みです。香ばしい香りをもたらし、残った水分を吸ってドレッシングを肉にからませます。これがなければ、ただのあえたひき肉です。
  • 米はコーヒー色まで炒ります。 金色で止めると香りはほとんど出ません。絶えず混ぜながら10〜15分、かすかに煙が立ち、強く香ばしいにおいがするまで。焦げると苦いので、その直前で止めるのが腕です。
  • 肉に焼き色をつけないこと。 水大さじ数杯と肉自身の汁で火を通すのが正解です。ここではメイラード反応の香りは邪魔になります。その対比は焼き色とメイラード反応にまとめてあります。

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