デビルズ・オン・ホースバック(ベーコン巻きのプルーン)

写真: Helen T · CC BY-SA 2.0

デビルズ・オン・ホースバック(ベーコン巻きのプルーン)

イギリスのセイボリー(塩気のひと皿)で、ドライフルーツをベーコンで巻いて焼きます。ここではベーコンが皮で、三つの役目を果たします。溶け出た脂が中身にかかり、塩気が味をつけ、焼けると縮んで中身をきつく締めつけます。巻き終わりを下にして焼けば、楊枝なしでも崩れません。

材料

4人分
  • デビルズ・オン・ホースバック(12個分、前菜なら4人分)
  • プルーン · 種抜き。デーツも伝統的12
  • バラ肉の薄切りベーコン · 薄切り、横半分に切る6枚
  • ホールアーモンド · 好みで。プルーン1個に1粒詰める12
  • マンチェゴまたはチェダー · 好みで。アーモンドの代わりに30g
  • 黒こしょう小さじ0.5
  • 楊枝 · 好みで。コツ参照12
  • ドライアプリコットを使う場合
  • ドライアプリコット · ぬるま湯か紅茶に20分浸す12

作り方

  1. オーブンを200°Cに予熱する。天板には何も敷かない。溶け出た脂が下にたまり、底を揚げ焼きにする。

    ⏲ 10分
  2. プルーンに切れ目を入れ、アーモンドかチーズを1切れ詰める。ドライアプリコットを使う場合は、先に20分浸して水気を拭く。アプリコットはプルーンよりずっと乾いていて、そのまま焼くとベーコンが焼ける前に焦げる。

    ⏲ 10分
  3. ベーコンを半分に切る。1切れでフルーツを1周半巻ければよく、それ以上は巻かない。2周以上巻くと重なった部分に火が通らず、ぶよぶよのまま残る。

    ⏲ 5分
  4. ベーコンの端にプルーンを置いて巻き、巻き終わりを下にして天板に並べる。こしょうを挽きかける。ここでの楊枝は保険にすぎない。ベーコンは焼けるにつれて自分で締まる。

    ⏲ 5分
  5. 200°Cで15分焼き、一度返してさらに5分焼く。ベーコンがきゅっと締まって濃い焼き色がつき、脂が天板に溶け出ていれば焼き上がり。ベーコンが白っぽくてぐにゃりとしていればまだ早い。この料理が失敗するのは、ほぼそれだけだ。

    ⏲ 15分
  6. 紙の上に取り出し、3分置いてから出す。天板に置いたままだと、たまった脂をまた吸ってしまう。焼きたては中心がとても熱いので、少し冷ます。

    ⏲ 3分

アレンジ

  • ミートローフとの違い:あちらはベーコンを格子状に上にのせ、表面に脂を回して形を保ちます。こちらは巻くので、脂は下ではなく内側へ流れます。
  • パーティーに:前日に巻いて冷蔵庫に入れておきます。焼くのは20分なので、客が着いてからオーブンに入れます。
くわしい説明と理由 (5)
  • 元祖はエンジェルズ・オン・ホースバックです。 ベーコンで巻いた牡蠣がエンジェル(天使)で、それをドライフルーツに替えたのがデビル(悪魔)です。エスコフィエのanges à chevalのほうが古く、このページが拠っているko.wikipediaの項目も、デビルズをエンジェルズの変形と定義しています。牡蠣で作ると水分がずっと多いので、200°Cで約12分に縮めます。
  • なぜ前菜なのか。 ヴィクトリア朝からエドワード朝のイギリスのディナーには、甘いプディングのあとにセイボリーと呼ばれる小さな塩気のコースがあり、これはそのセイボリーです。だから甘さと塩気がひと口で一緒に来るのです。その後、食事の最初に移り、前菜やカナッペになりました。
  • 中に入れるもの:アーモンドは歯ごたえを加えるため、マンチェゴやチェダーのひと切れはスペインのdátiles con baconのやり方です。スティルトンは塩気が倍になるので、塩気のおだやかなベーコンと合わせます。
  • どのドライフルーツが使えるかを決めるのは水分です。 プルーンとデーツは30%弱の水分を保っていて、200°Cで20分に耐えます。ドライアプリコット、いちじく、レーズンはもっと乾いているので浸す必要があり、レーズンは小さすぎてベーコンの中で焦げます。
  • 直火で:焼き鳥のように串に刺して炭火で焼くと燻香が加わります。溶けた脂が炎に落ちてすすがつくので(直火焼きの注意点)、炭の脇に置きます。オーブンのほうがずっと簡単です。

コツ

  • 薄切りのバラベーコンを使います。 厚切りは脂が出る前に中身が焦げ、ロースベーコンは脂が少なすぎて、締まることも脂を回すこともできません。
  • 1周半。 重なりが2枚を超えると、その部分に火が通りません。
  • 巻き終わりを下に。 脂がまだ液体のうちは重みで留まり、楊枝は要りません。
  • 天板に何も敷かない。 たまった脂が底を揚げ焼きにします。
  • ベーコンが締まるまで焼きます。 この料理で判断が要るのはそこだけです。白っぽくてぐにゃりとしていれば、あと5分。
  • 焼けたらすぐ紙の上へ。 天板に置いたままだと脂を吸い戻します。
  • 塩をふらないこと。 ベーコンの塩気とフルーツの糖分が、すでに味のバランスの軸の両端にあります。そこに塩を足すと、そのバランスが崩れます。
  • 中心はとても熱いです。 糖分の多いフルーツは熱を長く保ちます。出す前に3分置きます。

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