ランプライス(スープで炊いたご飯とカレーをバナナの葉で包み焼いたもの)

写真: AntanO · CC BY-SA 4.0

ランプライス(スープで炊いたご飯とカレーをバナナの葉で包み焼いたもの)

スリランカのオランダ系バーガーの人々のバナナの葉包み。バターで炒めて肉のスープで炊いたご飯に、肉のカレー、なすと調理用バナナのカレー、ミートボール、玉ねぎのサンボルをそれぞれ別に作って添え、一枚の葉で包んで焼きます。

材料

4人分
  • スープとご飯
  • 骨付き鶏もも肉 · 肉はカレーに、骨はスープに600g
  • 牛ブリスケット · カレー用300g
  • 水1.2l
  • 短粒米 · 伝統的にはスリランカのサンバ米400g
  • バターまたはギー60g
  • 玉ねぎ · 薄切り1
  • カルダモン(ホール)4
  • クローブ4
  • シナモン1本
  • カレーリーフ · お好みで1枝
  • 肉のカレー
  • ローストしたスリランカのカレーパウダー大さじ2
  • にんにく4かけ
  • しょうが1かけ
  • ココナッツミルク200ml
  • なすと調理用バナナのカレー
  • なす2
  • 青い調理用バナナ(プランテン) · または煮崩れしにくいじゃがいも1
  • ターメリック小さじ0.5
  • 酢大さじ2
  • 砂糖小さじ1
  • フリカデル
  • 牛ひき肉250g
  • パン粉 · 半量は生地に、半量は衣に40g
  • 卵1
  • 仕上げと包み
  • シーニ・サンボル(甘い玉ねぎのサンボル)大さじ4
  • ゆで卵 · 揚げるかどうかはお好みで4
  • バナナの葉 · 約40cm四方4
  • サラダ油適量
  • 塩適量

作り方

  1. カレー用に鶏の骨から肉を外し、骨を水1.2lで1時間煮る。アクをすくってこし、塩で調味してスープにする。

    ⏲ 60分
  2. 肉のカレー:にんにくとしょうがを炒め、鶏肉と牛肉をカレーパウダーとともに加え、ココナッツミルクと少量の水を注いで、肉がやわらかくなりソースが煮詰まってとろりとするまで煮る。

    ⏲ 50分
  3. なすと調理用バナナを細長く切り、ターメリックと塩をすり込んできつね色に揚げ、火にかけたまま酢と砂糖を絡めて、汁気がほとんどなくなるまで炒める。

    ⏲ 15分
  4. ひき肉にパン粉の半量、卵、塩、こしょうを混ぜ、小さく丸める。残りのパン粉をまぶし、転がしながら中まで火が通るまで揚げる。

    ⏲ 10分
  5. 鍋にバターを溶かし、玉ねぎとホールスパイスを炒める。洗って水気を切った米を加えて粒が半透明になるまで炒めたら、米の1.5倍の容量の熱いスープを注ぎ、ふたをして弱火で15分炊く。火から下ろして10分置く。

    ⏲ 25分
  6. バナナの葉を火にかざしてやわらかくする。葉ごとにご飯をこんもりのせ、その周りに肉のカレー、なすのカレー、フリカデル2個、サンボル、半分に切った卵を並べる。

    ⏲ 10分
  7. 葉を四角く包み、ひもかつまようじで留める。180°Cで20〜25分、中まで熱くなるまで焼く。葉に包んだまま出し、それぞれが自分の包みを開ける。

    ⏲ 23分

アレンジ

  • 三種の肉:伝統的なランプライスでは、牛、豚、鶏など三種の肉を一つのカレーに入れます。このレシピでは二種です。
  • ブラチャン:発酵エビのブラチャンをひとさじ入れるのが本来の包みです。
  • 魚やベジタリアン:現代版では肉を一種類にしたり、魚にしたり、肉をまったく使わなかったりします。
  • 揚げ卵:ゆで卵を揚げたものがよく入りますが、伝統的な組み合わせには含まれません。

コツ

  • まず米をバターで炒める。粒が半透明になるまで。
  • 水ではなくスープで炊く。カレーに使う鶏の骨でとります。
  • カレーは煮詰める。汁気の多いカレーはご飯をふやかします。
  • 葉は火にかざしてやわらかく。破れずに折れます。
  • オーブンは温めるだけ。中身はすべて火が通っています。
くわしい説明と理由 (2)
  • 焼くのは何のためか。包む料理はふつう二つのどちらかです。包んでから加熱するか、仕上がった部品を組み立てて、そのあと何もしないかです(包むと閉じる)。ランプライスはその中間にあります。部品はすべて別々に調理されていて、それでも包みはオーブンに入ります。オーブンは何も調理せず、カレーとご飯を一枚の葉の中で押し合わせたまま、包みを芯まで温めます。それを可能にするのが、米をバターで炒めることです。ご飯の炊き方にあるとおり、脂が一粒一粒を覆って水がでんぷんに届くのを遅らせるので、ご飯は汁気のあるカレーに触れて焼かれても、ぱらりとした粒のまま仕上がります。広東の糯米鶏も包む前に米に火を通しますが、理由は別です。蒸し器の中の密閉された包みには、中に水がないからです。
  • オランダ語で「米の包み」。英語版ウィキペディアによると、名前はオランダ語のlomprijstに由来し、オランダがスリランカの沿岸を支配していたあいだに生まれたバーガーの人々が考案した料理です。バナナの葉で包んだもち米であるジャワのレンペルにルーツがあると考えられ、初めて印刷物に登場したのは1929年の料理書です。同じ国のキリバットと並べると、ココナッツミルクで炊いたご飯と肉のスープで炊いたご飯の対比が見えます。

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