きりたんぽ鍋(焼いた筒状のご飯を鶏の鍋で煮たもの)

写真: Nesnad · CC BY 4.0

きりたんぽ鍋(焼いた筒状のご飯を鶏の鍋で煮たもの)

秋田の鍋料理です。炊いたご飯を半分ほど粒が残るまでつぶし、串に筒状に巻きつけて焼き、鶏肉、ごぼう、まいたけ、せりと一緒に鶏がらスープでさっと煮ます。

材料

4人分
  • きりたんぽ
  • うるち米 · やや硬めに炊く360g
  • 塩水 · 手につける用1杯
  • 太めの木の串か丸い木の箸4
  • 鍋
  • 鶏がらスープ1.2l
  • 鶏もも肉(骨なし) · ひと口大300g
  • ごぼう · ささがきにして水にさらす1
  • まいたけ · 手で裂く150g
  • 長ねぎ · 斜め切り1
  • せり(またはクレソン) · 5cm長さ1束
  • しらたき · 下ゆでする。好みで150g
  • 醤油大さじ4
  • 酒大さじ2
  • 塩小さじ0.5

作り方

  1. ご飯はいつもより少し水を減らし、やや硬めに炊く。

  2. 熱いうちにすり鉢でつき、粒が半分ほどつぶれる程度までにする。すり鉢がなければ、ポリ袋に入れてめん棒でたたく。

  3. 4等分する。塩水で手を湿らせ、ご飯を串の先に巻きつけて長さ約15cmの筒状にのばし、まな板の上で転がして太さをそろえる。

  4. グリルで、または230°Cのオーブンで、回しながら全体がきつね色になるまで20〜30分焼く。

    ⏲ 25分
  5. 少し冷めたら串を回して抜き、1本を斜めに3〜4切れに切るか、手でちぎる。

  6. スープに鶏肉とごぼうを入れて煮立て、アクを取って10分煮る。醤油、酒、塩で味をつける。

    ⏲ 10分
  7. まいたけ、しらたき、長ねぎ、きりたんぽを加え、弱火で5分煮る。

    ⏲ 5分
  8. せりをのせ、しんなりしたらすぐに出す。

    ⏲ 30秒

アレンジ

  • みそつけたんぽ。 焼いたたんぽに味噌を塗るか、塗ってからもう一度焼きます。串に刺して味噌を塗り火で焼くのは、みたらし団子や田楽と同じ発想です。
  • だまこもち。 同じご飯をピンポン玉大に丸め、焼かずに鍋に入れます。
  • しらたきやしいたけを入れずに。 大館の山田流はどちらも使いません。鹿角ではしらたきを入れます。
  • 新米で。 鹿角や大館の周辺では、新米がとれるときりたんぽ鍋を作るために人が集まります。

コツ

  • 粒が半分ほどつぶれるまでだけつく。 それで「半殺し」と呼ばれます。
  • もち米ではなく、普通のうるち米。
  • 塩水で手を湿らせる。 ご飯が手にくっつきません。
  • 串に巻いたらまな板で転がす。 太さがそろうと均一に焼けます。
  • 鍋で煮るのは短時間だけ。
  • せりは最後に。
くわしい説明と理由 (2)
  • わざとつぶす、おにぎりとは逆。 おにぎりは粒がつぶれないよう軽く握ります。きりたんぽは粒の半分がつぶれるまでつき、串のまわりに筒状にのばします。トッククのカレトックのようななめらかな餅まではつかないので、切り口にはまだ粒が見えます。しかも鍋に入る前に20〜30分焼かれ、外側はきつね色です。
  • 残りご飯から生まれたといわれる。 日本語版ウィキペディアによると、きりたんぽは冷やご飯の使い道から生まれたもので、山から下りてきたマタギが残りご飯をつぶして棒に巻いて焼き、持ち帰った山鳥や山菜、きのこと一緒に煮たり、味噌を塗って食べたりしたという話が伝わっています。市販の鍋セットを調べたところ、どれにも同じ7つ、つまりきりたんぽ、鶏肉、ねぎ、せり、ごぼう、まいたけ、スープが入っていました。

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