ニャマ・チョマ(ヤギ肉の炭火焼き)

写真: safaritravelplus · CC0

ニャマ・チョマ(ヤギ肉の炭火焼き)

ケニアの国民食。ヤギ肉を炭火でたっぷり1時間以上かけてじっくり焼き、まな板の上でぶつ切りにします。味つけはほとんどなく、ほぼ塩だけなので、火と時間がレシピそのものです。カチュンバリとウガリを添えて出します。

材料

6人分
  • 肉
  • ヤギ肉 · 骨付きのもも肉かあばら肉。若いヤギがいちばんよい2kg
  • 粗塩 · 事実上これが味つけのすべて大さじ2
  • 黒こしょう · 粗挽き。なくてもよい
  • 好みで漬けだれ
  • レモン果汁 · 現地の定番ではほとんど使わない大さじ3
  • にんにく · みじん切り4かけ
  • しょうが · すりおろす15g
  • サラダ油 · 表面の乾燥を防ぐ大さじ2
  • カチュンバリ(添えるサラダ)
  • トマト · 種を除いて角切り。水っぽくならないように3個(中)
  • 玉ねぎ · できれば紫玉ねぎ。薄切りにして冷水に5分1個(中)
  • パクチー · 細かく刻む1ひとつかみ
  • 唐辛子 · 細かく刻む。好みで1
  • ライムまたはレモン果汁大さじ2
  • 塩 · 出す直前にだけ
  • 添えるもの
  • ウガリ · トウモロコシ粉の固いかゆ。ご飯で代用
  • 炭 · 広葉樹の炭。着火剤のにおいがするものは避ける

作り方

  1. ヤギ肉はもも1本、あばらひと続きなど大きなまま使い、水気をふいて粗塩を全体にすり込む。 最低30分、できれば数時間置く。漬けだれを使うならここで漬ける。

    ⏲ 30分
  2. 炭に火をおこし、白い灰に覆われるまで待つ。炎が立っている上で焼くと、外が焦げて中は生のままになる。炭を片側に寄せ、直火のゾーンと間接火のゾーンを作る。

    ⏲ 30分
  3. 肉を間接火のゾーン、つまり下に炭のない側に置き、ふたか金属の板をかぶせる。ここからは直火焼きというより燻製に近い。

    ⏲ 5分
  4. 10〜15分ごとに返しながら、最低1時間焼く。 溶け出す脂が表面をぬらすので、何も塗る必要はない。急ぐと、中がまだ赤いのに固い肉になる。

    ⏲ 70分
  5. その間にカチュンバリを作る。トマトは種を除いて角切りにする。玉ねぎは薄切りにして冷水に5分さらし、水気を切る。こうすると生で食べてもきつくない。パクチー、唐辛子、ライム果汁と混ぜる。

    ⏲ 10分
  6. 肉がやわらかくなったら(身が骨から簡単に外れ、フォークが抵抗なく入る)、最後の5〜10分は直火のゾーンに移して外側に焼き色をつける。香りはここから生まれる。

    ⏲ 10分
  7. 火から下ろし、10分休ませる。 すぐに切ると肉汁がまな板に流れ出る。

    ⏲ 10分
  8. 木のまな板の上でひと口大のぶつ切りにする。ここでカチュンバリに塩をして混ぜ、ウガリと一緒に出す。ウガリを手でちぎり、それで肉とサラダをつまんで食べる。

    ⏲ 5分

アレンジ

  • 牛肉や羊肉で:ケニアでは牛のあばら肉(ンバヴ)や羊肉も使います。ヤギが定番ですが、牛のあばら肉のほうが手に入りやすく、失敗も少なくなります。
  • 鶏肉(クク・チョマ):鶏肉ははるかに早く、40〜50分で焼けます。皮が焦げないよう、間接火にさらに比重を置きます。
  • ピリピリソース:唐辛子、にんにく、レモンをミキサーにかけた辛いソースです。カチュンバリとピリピリが、定番の付け合わせの組み合わせです。
くわしい説明と理由 (3)
  • 漬けるかどうか:ナイロビでは塩だけの店も多く、レモン、にんにく、しょうがを使う店もあります。味つけが少ないほど、火と肉が前に出ます。 よいヤギ肉なら塩で十分です。
  • オーブンで:炭がなければ150°Cで90分焼き、オーブンのグリルで焼き色をつけます。煙の香りはありませんが、食感は近くなります。乾式加熱と湿式加熱を参照してください。
  • 親戚の料理:タンザニアにも同じ料理があり、カリブのジャークチキン、ギリシャのスブラキ、トルコのケバブは、どれも同じ「炭火で焼く肉」の一族です。ニャマ・チョマの違いは大きな塊のまま、長くじっくり、ほとんど味つけしないことです。

コツ

  • 白い灰になるまで待ちます。 いちばん多い失敗は、まだ炎の立つ炭の上に肉を置くことです。外が焦げて中は生のままになり、取り返しがつきません。
  • 塩は早めに、たっぷりと。 大きな塊では塩は表面にしか触れないので量が必要で、30分以上置くと中に浸透します。塩を参照してください。
  • 切る前に休ませます。 塊が大きいほど肉汁が失われます。10分で十分です。
くわしい説明と理由 (4)
  • 大部分は間接火のゾーンで焼きます。 炭を片側に、肉を反対側に置くのが基本の構造です。直火は最後の5〜10分だけ。その焼き色の化学は焼き色とメイラード反応にあります。
  • 1時間は目標ではなく最低ラインです。 ヤギ肉は結合組織が多く、時間が必要です。温度計ではなく、フォークが抵抗なくすっと入るかで判断します。理由は煮込みにあります。
  • カチュンバリの塩は最後に。 早く塩をするとトマトと玉ねぎから水が出て、サラダが水びたしになります。肉のこってりした味を切るのが役目なので、シャキッとしていなければなりません。
  • 調味料を足したくなっても我慢します。 ニャマ・チョマは肉と火の料理です。ケニアでは週末のもので、何人かで一つの火を囲み、切り分けたまな板を真ん中に置いて、手で食べます。

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