タブリーズのキョフテ(スープで煮る具入りの大きなミートボール)

写真: F4fluids · CC BY-SA 4.0

タブリーズのキョフテ(スープで煮る具入りの大きなミートボール)

イランのタブリーズの大きなミートボールです。牛ひき肉を炊いた米と黄色いスプリットピーと一緒に長いあいだ練り、ゆで卵、くるみ、ドライアプリコットを包んで、こぶしより大きく丸め、トマトのスープで1時間煮ます。スープはちぎったパンを浸して先に食べ、キョフテはそのあとに食べます。

材料

4人分
  • 牛ひき肉600g
  • 米 · 炊いて冷ます80g
  • 黄色いスプリットピー · ゆでて冷ます80g
  • 玉ねぎ · すりおろしてしっかり絞る1
  • ポロねぎ · 白い部分、みじん切り0.5
  • パセリ · 刻む20g
  • ドライタラゴンまたはセイボリー大さじ1
  • ドライミント小さじ1
  • ターメリック小さじ1
  • 塩小さじ2
  • 黒こしょう小さじ0.5
  • 詰め物
  • ゆで卵 · 殻をむく4
  • くるみ · 粗く刻む40g
  • ドライアプリコット · またはプルーン4
  • 乾燥バーベリー · お好みで大さじ1
  • スープ
  • 玉ねぎ · 薄切り2
  • サラダ油大さじ3
  • ターメリック小さじ0.5
  • トマトペースト大さじ2
  • 水2l
  • 塩小さじ1
  • ラヴァシュなどの平たいパン · ちぎってスープに入れる2枚

作り方

  1. 黄色いスプリットピーを約20分、やわらかくなるまで煮て、米はたっぷりの湯で12分ゆでる。どちらも水気をきり、完全に冷ます。

    ⏲ 20分
  2. スープ:中火で玉ねぎを油で10分炒め、ひとつかみを詰め物用に取り分ける。ターメリックとトマトペーストを加えて1分炒め、水と塩を注いで沸騰させる。

    ⏲ 11分
  3. 牛肉に塩を加えて5分、粘りが出るまで練る。手にくっつき、伸び始めるくらいが目安。

    ⏲ 5分
  4. 米、スプリットピー、絞った玉ねぎ、ポロねぎ、ハーブ、ターメリック、こしょうを加え、ひとかたまりにまとまるまでさらに5分練る。

    ⏲ 5分
  5. 4等分する。手をぬらし、ひとつを手のひらで厚い円盤状に広げ、中央に卵、くるみ、アプリコット、バーベリー、炒めた玉ねぎ少々をのせて包み込み、ひび割れのないようになめらかに丸める。

  6. スープを静かに煮立つ程度の火加減にし、キョフテをお玉にのせてひとつずつ沈める。最初の15分は触らないこと。外側が固まる前に動かすと割れる。

    ⏲ 15分
  7. ふたを半分ずらしてかけ、60分静かに煮る。20分ごとにスープを回しかけ、スプーン2本で返す。肉の層の中心が71°C以上になれば煮上がり。

    ⏲ 60分
  8. まずスープを、パンをちぎり入れて出す。キョフテは別の皿にのせ、詰め物が見えるように半分に切って出す。

    ⏲ 2分

アレンジ

  • スープにバーベリーを。煮詰めているスープに乾燥バーベリーをひとつかみ入れると、きりっとした酸味が加わります。
  • 小さめに。時間がなければ、肉だねを8等分し、くるみとアプリコットだけを詰めて40分煮ます。
くわしい説明と理由 (2)
  • 中に鳥を入れて。小さな鳥に詰め物をして肉で包み、丸ごと煮る版もあり、玉はさらに大きくなります。アゼルバイジャンのものは直径20cmほどになることで知られています。
  • 詰め物を変える。アプリコットの代わりにプルーン、炒め玉ねぎを多めに、酸味にバーベリーを。どれも共通しているのは、すでに火が通っているか、火を通す必要がないことです。

コツ

  • 玉ねぎはすりおろして絞ります。包むと閉じるの言うとおり、「餃子が破れるのは具の水分のせい」です。ここでは肉が皮なので、肉だねの水分はひび割れになります。
  • 最初の15分は触らないこと。外側が固まる前は、これほど大きな玉は自分の重みで割れることがあります。スープは泡立つのではなく、かすかに動く程度に。
  • スープが一皿目です。伝統的には、煮汁をサンガクやラヴァシュをちぎり入れて先に出し、キョフテはそのあとに出します。ひとつの鍋で二皿です。
くわしい説明と理由 (3)
  • 名前は練ることそのものです。キョフテはペルシア語の「たたく」「すりつぶす」を意味するクフタンに由来します。スパゲッティ・ミートボールは練ることを避ける料理です。「塩がミオシンを溶かし、練ることでそれが網目状につながるのです。これがソーセージ作りの第一歩です。」そちらはその網目をパナードで置き換えます。こぶしより大きく、スープの中で1時間形を保たなければならない玉にはその網目が必要なので、塩を先に入れ、肉だけを長いあいだ練ります。
  • 中に入れるのは火の通ったものだけ。ゆで卵、炒めた玉ねぎ、くるみ、ドライフルーツ。鍋が火を通さなければならないのは外側の肉の層だけで、その層の中心の温度が、火が通ったかどうかを教えてくれます。
  • 米とスプリットピーは火を通してから入れます。イラクのドルマは野菜に生の米を詰め、ふくらむ余地を残します。「米は倍にふくらみ、いっぱいに詰めた器は裂けます。」肉が殻になっている玉にはそんな余地がないので、粒はふくらみ終えた状態で入れます。

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